市場ニュース

戻る
 

【市況】利上げでアク抜けか、原油価格のリバウンド継続を見極め


『米株式市場』

15日のNY市場は上昇。前日に1バレル35ドルを割り込んでいた原油先物価格が37ドル台を回復し、欧州株式相場も堅調推移となるなか、値頃感から買いが広がり、終日堅調推移となった。ダウ平均は156.41ドル高の17524.91、ナスダックは43.13ポイント高の4995.36。


グローベックスの米株先物は、NYダウで100ドル高程度を織り込んでいる。また、欧州市場も軒並み上昇して推移しており、買い優勢の相場展開が期待される。そして、市場の関心はFOMC(連邦公開市場委員会)の結果を受けた反応である。利上げは確実視されており、アク抜け感が強まるかが注目される。万が一、見送りとなった場合には、これまでのポジションを組み替える必要に迫られるため、波乱の展開となる可能性がある。


また、前日の相場の上昇要因が原油先物相場の影響が大きいため、原油相場のリバウンドが継続するかを見極める必要がある。再び弱含みとなるようだと、上昇部分を消しにいくことも警戒されるだろう。


もっとも、ジャンク(ハイイールド)債の動向が引き続き警戒されるほか、本日からのFOMCにおける利上げに踏み切るかを見極めたいとするムードは強いだろう。その他の経済指標では、ニューヨーク連銀製造業景況指数(12月)、消費者物価コア指数(11月)、NAHB住宅市場指数(12月)が予定されているが、いずれも前月からは上昇若しくは改善が見込まれている。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均