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【市況】明日の株式相場見通し=急反発で底入れ機運、FOMC通過で続伸へ

 あす(17日)の東京株式市場は、日本時間同日未明に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)での内容が反映されることになる。米金利上昇スタートは、既に確実視されている。関心はイエレン議長が発表後の会見で、今後の利上げペースについてどの程度言及するかに集まっている。

 市場関係者からは「16日の米株式市場が、FOMCでの利上げスタートを“イベント通過”と判断して堅調な推移となれば、東京株式市場も続伸が予想される」としている。テクニカル面では、きょうの大幅な反発により、きのう割り込んだばかりの75日移動平均線(1万8753円=16日)や5日移動平均線(1万8955円)を奪回しており、目先的な底入れの可能性が浮上している。

 日程面では、体外診断用医薬品の開発・製造・販売を行うミズホメディー<4595>が東証ジャスダック市場に、総合旅行情報サイト「トラベルコちゃん」などの運営を手掛けるオープンドア<3926>が東証マザーズにそれぞれ新規上場する。

 このほかでは、日銀の金融政策決定会合(~18日)、11月の貿易統計に注目。海外では、EU首脳会議(~18日)、米7~9月期の経常収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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