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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は121円台後半で推移か、米利上げ期待でリスク選好的な円売り継続


15日のドル・円は東京市場では121円18銭から120円58銭まで下落。欧米市場でドルは一時121円79銭まで反発し、121円71銭で引けた。

本日16日のドル・円は主に121円台後半で推移か。本日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で利上げが決定されるとみられており、リスク選好的な円売りは継続する見込み。欧米諸国の株高はドル買い材料となりそうだ。

今回のFOMCの会合では、政策金利の引き上げ(0.0%-0.25%から0.25%-0.50%へ)が賛成多数で決定されることが確実視されている。15日発表の11月消費者物価コア指数は前年比+2.0%となり、10月実績の+1.9%を上回った。予想通りの数値ではあるが、コアインフレ率が2%に達したことは米国の金融政策にそれなりの影響を与えそうだ。

これまで年内利上げに慎重だった数名のFOMCメンバーが、コアインフレ率の上昇を考慮して態度を変えた場合、全会一致で利上げが決定される可能性がある。市場関係者の間からは、コアインフレ率が2%程度で推移した場合、2016年は3-4回の利上げが実施されるのではないか、との声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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