【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家レインボー氏：負けトレードの教訓（3）恋は盲目

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家レインボー氏（ブログ「専業主夫トレーダーになりました。」を運営）が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2015年12月14日23時に執筆

今回は、人の意見を頼りにするだけで、自分の考えなしでトレードした結果、ひどい目にあったトレードです。
教訓は、
「人の話を鵜呑みにしない。しっかり自分で判断すること。責任は自分が負うもの。」
です。

含み損も変わらず、一向に回復しない資産・・・。
自分で調べて売買しても勝てない時期が続きました。
でも、株は好きで続けたい・・・。

いろいろ調べているうちに、とある掲示板にたどり着きました。
無料で誰でも見ることができる掲示板でしたが、その中で、おすすめの銘柄を紹介し合っていました。
たくさんの人が書き込み、銘柄を出し合うわけですが、中でも「管理人」と称する方の推奨銘柄が・・・、これがけっこう当たっているんですね。過去のチャートを振り返っても、わりと精度が高い。

「自分でやっても勝てないんだし、こういう上手い人のお勧めに乗ったほうがいいのでは・・・。」

という考えになりました。
ちなみにその掲示板、名前は忘れましたが、「闇」とか「裏」とか「仕手」とか「筋」とかいかにも胡散臭そうな名前がついていたことは覚えています（笑）

何銘柄かその管理人さんの言う通りに買って、これがそこそこの利益になりました。
この人の言うとおりに買えば儲かる。これで今までの損失を全て返せるのではないか！？
期待に胸が膨らんだ僕は次で勝負を仕掛けます。

勝負に出た、管理人推奨銘柄はテークスグループ（現　<7719>東京衝機）。
2008年8月から9月にかけてひと相場を演じた低位株でした。
どこで何株買ったかもはっきりとは覚えていませんが、
信用二階建てで最終的におそらく7000株ほど買った記憶があります。

だんだんと上がってきたところでまずは2000株ほど。110円ほどの単価だったと思います。
いったん下がる場面もありましたが、含み益は順調に増えていき、
上がるたびに、管理人からの、

「この株はまだこれから」という発言を素直に信じて、少しでも下がる場面があれば買い増していきました。

株価は150円を超え、この時点での含み益は僕が見たこともないような金額に・・・。
正直、普段通りならもう喜んで利益確定しているはずでした。
しかし、管理人の言う目標株価は200円。200円は行くという発言に、何の疑いもなく、ホールドし続けていました。
この時点でたしか4000株。あと50円上がったら20万円の利益が上乗せされるわけです。
今までの損失を返すどころか、大きな利益に。
ここまで上がってきたらもう下がる可能性はない。
利益のことしか頭にありませんでした。

そこで1つ事件が起こります。

2008年9月16日。
前日終値151円のところ、始値が136円とかなり大きめのギャップダウン。
その後一時ストップ安101円をつけ、終値は154円と、終わってみれば大きな下ひげをつけた陽線に。

この動きに、管理人は「みなさん焦ったかとは思いますが、大丈夫です。これで短期的な売りは出尽くしました。再び上昇に転じることでしょう。」と。
翌日は新高値166円を付ける。
管理人の言うとおりに動く株価に200円への期待がさらに膨らみました。

しかし、翌々営業日、167円と高値を付けた後、急落・・・。
116円安値、そして終値137円と、2日前と同じような動きになりましたが、大きな違いは、陽線ではなく陰線だったこと。

明らかにいつもと違う動きでした。
直近の値幅も大きくなっており、株のど素人の僕ですら、不穏な動きに感じました。

その後数日、買いは入るも、売りに押されて、じりじりと下がっていく株価。
れでも、管理人の「これから第二波がきます」という発言を信じ・・・。
今までこの管理人は上昇銘柄を言い当ててきたのだから、今回に限って外すようなことはない・・・。
3000株ほど下でナンピン、合計で7000株の信用二階建て状態。

大きく膨れ上がった含み益は、すでに大きな含み損に。
その後再び大きく上昇することはなく、同時にリーマンショックなども重なって、上昇前は80円前後だった株価は、ひと相場終わってみれば40円台に・・・。
何度か上がる場面があって、そのたびに、もう来ることはない第二波を期待していましたが、低迷を続け、僕は株式市場からの撤退を余儀なくされる結果となりました・・・。

このような掲示板などで他人の推奨銘柄を買うことでは成長がありません。
当たれば、その掲示板を信じて買った自分の手柄。
外れたら、その掲示板で発言した人のせい。
要するに、そこから全く反省が生まれないからです。

投資は自己責任という言葉をよく聞きますが、自己責任でやるからこそ、反省が生まれ、成長があります。
目先の利益に惑わされず、しっかりとした力をつけて、自分の力でいつでも利益を獲得できるようにならないといけません。

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執筆者名：レインボー
ブログ名：専業主夫トレーダーになりました。

《NO》

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