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【市況】NY株式:ダウは156ドル高、原油価格の上昇を好感


15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は156.41ドル高の17524.91、ナスダックは43.13ポイント高の4995.36で取引を終了した。昨日35ドルを割り込んだ原油先物価格が37ドル台を回復し、欧州株式相場も堅調推移となったことで買いが先行。先週まで株価が下落傾向にあったことから、値頃感から買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、銀行やエネルギーが上昇する一方で食品・生活必需品小売やテクノロジー・ハード・機器が下落した。

半導体のクアルコム(QCOM)は、一部投資家が提案していた半導体事業とライセンス事業の分離を行わない方針を示し小幅上昇。製薬のバリアント・ファーマスーティカルズ・インターナショナル(VRX)は、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)と薬剤給付に関する契約で合意し急騰となった。原油価格の反発を受けてエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)が上昇。一方で化学メーカーのスリーエム(MMM)は業績下方修正を発表し、軟調推移となった。

明日の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ実施が確実視されている。声明文やイエレンFRB議長の会見で、2回目以降の利上げ時期やペースについて示唆が得られるかどうかが注目点となりそうだ。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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