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【市況】【市場反応】米11月CPI/12月NY連銀製造業景気指数、ドル買い


 外為市場では米国のインフレの上昇や製造業の改善を受けて利上げ観測が強まりドル買いが優勢となった。ドル・円は120円93銭から121円17銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.100ドルから1.0971ドルへ下落した。米10年債利回りは2.24%近辺から2.265%まで上昇。


 米労働省が発表した11月消費者物価指数(CPI)は前月比で横ばいと10月の0.2%から低下したものの、前年比では+0.5%と、市場予想の+0.4%を上回り年初来で最高となった。また、変動の激しい燃料や食料品を除いたコアCPIは前月比で+0.2%と、10月と同水準。前年比では+2.0%と予想通り10月の+1.9%から上昇した。昨年5月来で最高となり、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを後押しする結果となった。


 また、同時刻に発表された米国の12月NY連銀製造業景気指数は-4.59と、市場予想の-7.00を上回り11月-10.74から改善。プラスとなった7月以来で最高となった。しかし、5か月連続でマイナスを継続した。

【経済指標】
・米・11月消費者物価指数:前年比+0.5%(予想:+0.4%、10月:+0.2%)

・米・11月消費者物価コア指数:前年比+2.0%(予想:+2.0%、10月:+1.9%)

・米・11月消費者物価指数:前月比0.0%(予想:0.0%、10月:+0.2%)
・米・11月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.2%、9月:+0.2%)

・米・12月NY連銀製造業景気指数:-4.59(予想:-7.00、11月:-10.74)

《KK》

 提供:フィスコ

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