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【市況】リバウンドに期待、原油価格の上昇に安心感も


『米株式市場』


14日のNY市場は上昇。ハイイールド(ジャンク)債市場への懸念や原油先物価格が35ドルを割り込む中、NYダウは一時100ドルを超える下落場面をみせた。その後はFOMC(連邦公開市場委員会)を前に様子見ムードとなったが、午後になると原油先物価格が上昇に転じたことで下げ幅を縮め、引けにかけて上昇に転じている。ダウ平均は103.29ドル高の17368.50、ナスダックは18.76ポイント高の4952.23。


グローベックスの米株先物はNYダウで130ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場は全般上昇しており、リバウンドが期待されよう。また、原油先物価格が上昇しており、安心感につながりやすいだろう。その他、12月の独ZEW景況感指数が予想を上回ったことなども材料視されている。


もっとも、ジャンク(ハイイールド)債の動向が引き続き警戒されるほか、本日からのFOMCにおける利上げに踏み切るかを見極めたいとするムードは強いだろう。その他の経済指標では、ニューヨーク連銀製造業景況指数(12月)、消費者物価コア指数(11月)、NAHB住宅市場指数(12月)が予定されているが、いずれも前月からは上昇若しくは改善が見込まれている。

《TY》

 提供:フィスコ

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