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【市況】15日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で9日続落、引けにかけて売り買いが交錯


15日の香港市場マーケットはまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比35.48ポイント(0.17%)安の21274.37ポイントと9日続落する半面、本土企業株で構成されるH株指数は28.16ポイント(0.30%)高の9344.07ポイントと続伸した。売買代金は671億700万香港ドル(14日は774億9500万香港ドル)。

引けにかけて売り買いが交錯する。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を15~16日に控え、米金融政策を見極めたいとするスタンスが様子見ムードを強めさせた。指数は小幅に一進一退するなど、全体として方向感を欠いている。

ハンセン指数の構成銘柄では、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(ベル・インンターナショナル:1880/HK)が4.1%安、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.0%安、航空大手の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.8%安と下げが目立った。百麗国際に関しては、中国靴販売事業の既存店売上高が今年9~11月に10.4%減少したことを引き続き売り材料にしている。11日は6.8%安、14日は6.8%安と連日で大幅下落した。米金融動向に左右されやすい香港系不動産株も軒並み下落している。

一方、本土系不動産株は高い。万科企業(チャイナ・ヴァンカ:2202/HK)が3.9%、華潤置地(1109/HK)が2.2%、中国海外発展(688/HK)が1.2%ずつ上昇した。中国共産党が14日に開催した中央政治局会議で、「不動産在庫の解消が必要」と明示したことを材料視している。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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