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【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅続落、ファーストリテなど構成銘柄の96%が値下がり


15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり7銘柄、値下がり216銘柄、変わらず2銘柄となった。

日経平均は大幅続落。14日の米国市場では、原油価格が上昇に転じたことなどを受けてNYダウは103ドル高で取引を終えた。ただ、為替相場がやや円高方向に振れたこともあり、シカゴ日経225先物清算値は18765円と軟調で、日経平均もこうした流れを受けて14円安からスタートした。寄り付き後はプラスに切り返す場面も見られたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが強く、じりじりと下げ幅を拡大する展開となった。後場も下げ止まりを見せず、下げ幅を300円超に広げ18600円を割り込んだ。

大引けの日経平均は前日比317.52円安の18565.90円となった。東証1部の売買高は20億6806万株、売買代金は2兆2806億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、パルプ・紙、その他製品、銀行業、海運業、機械が下落率上位だった。一方、空運業は小幅な下げにとどまった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となった。前引けはプラスで折り返したが、後場マイナスに転じると下げ幅を広げ、1.2%安で取引を終えた。3位のTDK<6762>は3.9%安で、日経平均構成銘柄の下落率3位となった。米アップルの株価下落などがマイナス視されたようだ。値下がり銘柄数は前引け時点の187銘柄から大きく増加し、構成銘柄の96%に上った。

値上がりしたのはコナミHD<9766>など7銘柄にとどまった。コナミHDは一時3015円まで上昇する場面があったが、買い一巡後は上げ幅を縮める展開となり、大引け時点で0.8%高となった。東証1部売買代金上位ではNTT<9432>のみプラスを維持した。一部証券会社による投資評価引き上げが買い材料視された。電気・ガス業では、中部電<9502>と関西電<9503>の2社がランクインした。


*15:00現在


日経平均株価  18565.90(-317.52)

値上がり銘柄数  7(寄与度+1.33)
値下がり銘柄数 216(寄与度-318.85)
変わらず銘柄数  2

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9766> コナミHD 2940 23 +0.90
<8253> クレセゾン 2424 6 +0.24
<9432> NTT 4597 11 +0.09
<6506> 安川電 1624 1 +0.04
<9502> 中部電 1656.5 7.5 +0.03
<9503> 関西電 1374 4.5 +0.02
<1333> マルハニチロ 1894 4 +0.02

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 43980 -540 -21.18
<6954> ファナック 20455 -420 -16.48
<6762> TDK 8290 -340 -13.34
<6988> 日東電 8416 -286 -11.22
<9984> ソフトバンクG 6007 -93 -10.94
<6367> ダイキン 8119 -242 -9.49
<3382> 7&I-HD 5296 -165 -6.47
<6971> 京セラ 5495 -78 -6.12
<7267> ホンダ 3776 -72 -5.65
<7203> トヨタ 7324 -139 -5.45
<4063> 信越化 6557 -137 -5.37
<8035> 東エレク 7610 -127 -4.98
<9433> KDDI 2887.5 -20 -4.71
<9735> セコム 7970 -119 -4.67
<7733> オリンパス 4540 -115 -4.51
<4543> テルモ 3745 -55 -4.32
<4452> 花王 5909 -102 -4.00
<2502> アサヒ 3826 -97 -3.81
<6770> アルプス 3365 -90 -3.53
<4507> 塩野義 5140 -88 -3.45

《NH》

 提供:フィスコ

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