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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は121円前後で推移か、米国株や原油先物の反発でリスク回避の円買い縮小


14日のドル・円は東京市場では120円64銭から121円35銭で推移。欧米市場でドルは一時120円35銭まで下落したが、121円04銭まで反発し、121円01銭で引けた。

本日15日のドル・円は121円前後で推移か。米国株安が一服したことや原油先物の反発を意識して、リスク回避的な円買いは縮小する見込み。

17-18日に開かれる日本銀行金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が賛成多数で決まる見込み。14日発表の日銀短観(概要)12月調査では、大企業製造業と非製造業の業況判断指数(DI)は、前回実績と同じ結果となった。ただ、予測数値は市場予想をいずれも下回っており、景気の先行きに対する不安感は払拭されていないことが確認された。

ただ、市場関係者の間からは最新の日銀短観の調査結果を見る限り、日銀が早い時期に追加緩和に動く可能性は低いとの声が聞かれている。中国経済の成長鈍化などの影響で輸出はさえない状態を続けているものの、10-12月期国内総生産(GDP)成長率はプラスを維持するとの声が聞かれている。海外の経済情勢や米金融政策についての日銀の見解が注目されそうだ。

《SY》

 提供:フィスコ

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