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【市況】中小型株やテーマ株などに資金が向かいやすい【クロージング】


14日の日経平均は大幅に反落。347.06円安の18883.42円(出来高概算20億3000万株)で取引を終えた。先週末の米国株安のほか、為替市場での円高の流れが嫌気され、日経平均株価は心理的な節目の19000円を大きく割り込んで始まった。その後も米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、リスク回避姿勢から幅広い銘柄が売られる格好となり、下げ幅は一時600円を超える場面もみられた。ただし、急ピッチの下げに対する自律反発期待のほか、中国・上海市場の上昇などが材料視され、大引けにかけては下げ渋りをみせている。

日経平均は長い下ひげを残す格好となり、一目均衡表では雲のねじれの局面での底割れを拒否した形状となった。ただし、FOMC通過を見極めたいとする流れのなか、まずはイベントが通過しないと仕切り直しも意識しづらいところである。その他、原油相場の動向も引き続き見極めが必要であると考えられる。

一方で、個人主体の売買は活発である。日経平均の下落率は1.80%だったが、外部リスクを避ける流れの中で、東証2部の下落率は0.56%、マザーズ指数が0.50%、ジャスダック平均の下落率は0.72%であり、引き続き中小型株やテーマ株などに資金が向かいやすいであろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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