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【市況】東京株式(寄り付き)=原油安でリスクオフの流れ加速、1万9000円台割れ

 14日の東京株式市場は大きく売り先行、寄り付きの日経平均株価は前週末比343円安の1万8887円と急反落、1万9000円大台を割り込んで始まった。前週末の欧米株市場が総じて大幅安となり米国株市場ではNYダウが300ドルを超える下げをみせた。原油市況の下落が投資家の不安心理を高め、リスク回避の動きが強まっている。

 今週15、16日に行われる米FOMCでは利上げの可能性が濃厚だが、利上げ後の株式市場の動きを警戒するムードが強い。12日に発表された11月の中国の経済指標は概ね堅調だったほか、寄り前発表の日銀短観も12月大企業製造業DIが市場コンセンサスを上回ったが、足もとは全体の地合い悪にかき消されるかたちとなっている。

 外国為替市場では1ドル=121円台を割り込んで推移しており、これも輸出主力株中心に逆風となっている。寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がり率上位に鉱業、非鉄、保険、倉庫、鉄鋼など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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