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【通貨】英ポンド週間見通し:弱含みか、原油安と日銀追加緩和見送りで円買い優勢も


■下落、ドル安・円高進行の影響を受ける

先週のポンド・円は下落。ドル・円相場の円高反転の影響を受けた。英中央銀行の利上げ開始時期は来年後半以降に先送りされるとの懸念は浮上しなかったことから、ポンド買い・米ドル売りが優勢となった。しかしながら、週末前にドル安・円高が急速に進行した関係でポンドの対円レートは一時183円台前半まで下げる場面があった。取引レンジは183円38銭-186円35銭。

■弱含みか、原油安と日銀追加緩和見送りで円買い優勢も

今週のポンド・円は弱含みか。原油の供給過剰懸念が広がっており、原油価格の先安観は後退していない。原油安は英国経済に悪影響を及ぼすとみられており、リスク選好的なポンド買いは抑制される見込み。日本銀行の金融政策は当面現状維持と予想されていることも、対円でのポンド上昇を抑える一因となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・15日:11月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.1%)
・16日:11月失業率(予想:2.3%)
・17日:11月小売売上高(前月比予想:+0.6%)

予想レンジ:182円00銭-185円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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