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【市況】【市場反応】米11月小売売上高/PPI、ドル売り弱まる


 外為市場では米国の小売売上高や生産者物価指数の改善を受けてドル売りが一段落した。ドル・円は121円40銭から121円65銭へ上昇。ユーロ・ドルは1.0959ドルから1.0936ドルへ下落した。


 米商務省が発表した11月小売売上高は前月比+0.2%と、7月以来の大幅な伸びとなった。市場予想の+0.3%は下回った。変動の激しい自動車を除いた小売は前月比+0.4%と、市場予想の+0.3%を上回りやはり7月以来で最大の伸び。


 同時刻に米労働省が発表した11月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.3%、前年比-1.1%とそれぞれ予想の0.0%、-1.4%を上回り10月の-0.4%、-1.6%から改善。前月比では4カ月ぶりの上昇となった。変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数も前月比+0.3%、前年比+0.5%と、それぞれ予想の+0.1%、+0.2%を上回り10月分から上昇。前月比では3か月ぶりの上昇で、7月以来で最高となった。

【経済指標】
・米・11月小売売上高:前月比+0.2%(予想:+0.3%、10月:+0.1%)
・米・11月小売売上高(自動車除く):前月比+0.4%(予想:+0.3%、10月:+0.1%←+0.2%)

・米・11月生産者物価指数:前月比+0.3%(予想:0.0%、10月:-0.4%)
・米・11月生産者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.1%、10月:-0.3%)

・米・11月生産者物価指数:前年比-1.1%(予想:-1.4%、10月:-1.6%)
・米・11月生産者物価コア指数:前年比+0.5%(予想:+0.2%、10月:+0.1%)

《KK》

 提供:フィスコ

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