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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2015年12月11日

 今週の日経平均終値は19230円48銭、前週末比274円00銭安でした。

 日経平均は6週連続高のあと2週連続安となりました。高値からの下げも1000円程度(上げ幅の1/3押し)と妥当な範囲の調整に現状は収まっています。年末接近で機関投資家や外国人の動きが鈍くなりボリューム(出来高)はどうしても不足しがち。ここからの反発といってもなかなか思うように上値を回復して行くのは難しいでしょう。おそらく日経平均は今月1日の高値(2万12円)が年内相場における戻りピークとなったように思います。むしろまだ1万9000円の下値が底値になったといえるほどではなく、アク抜けとなるにはせめて200日移動平均線(1万9494円)を超えるくらいでないと、市場参加者も下げ止まったと強く実感して来ないでしょう。今の相場はある意味8~9月の大調整の範疇にまだあり、9月安値で底は打ったものの(値幅調整完了)、大きな枠の日柄調整にあると考えられます。8月高値(2万946円)、9月安値(1万6901円)の中の往来相場(日柄調整)です。基本的に景気も企業業績も上向きであるならば、この往来相場は下値切り上げ型となるはずで9月安値まで下げることはありません。1万9000円が下値となるなら来週の米利上げ後に高くなることがタイミング的にもいいのですが、仮にそうならなくともおそらく1万8000円台のどこかが2番底ということになるのでしょう。中期的スタンスでみる投資家はそうした押し目が狙い目となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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