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【特集】日本トリム Research Memo(9):電解水素水の物性や飲用効果確認、優位性の実証などの研究を進める


■2016年3月期第2四半期トピックス

(4)研究開発

「家庭用医療機器メーカーからメディカルカンパニーへ」の目標を実現するための研究開発も積極的に行われている。2016年3月期第2四半期は特に以下の3点に関して、研究が進展した。

糖尿病への飲用効果確認のための臨床試験
東北大学の倫理委員会が電解水素水を飲むことによって糖尿病に効果があることを確認するための臨床試験の実施を11月に承認した。2016年初めにもスタートする予定である。

電解水素水の物性の解明
東京大学大学院工学系研究科と共同で10月1日から電解水素水の物性を医学的に解明する研究がスタートした。電解水素水の効果の理由が根本から解明されれば、さらに応用できる分野が広がることが期待できる。

電解水素水のバブリング水素水に対する優位性の実証
現在、家庭用に販売されている水素水は、工場で水素ガスを水に直接混ぜ合わせて作られるバブリング水素水が多い。一方、日本トリムの整水器は水を電気分解し、水の中に水素を発生させる電解水素水である。日本トリム<6788>は、九州大学大学院農学研究院と共同で、電解水素水のバブリング水素水に対する優位性の実証に取り組み、2016年3月に論文の投稿を計画している。電解水素水の優位性が実証されれば、同社の整水器の更なる普及が期待できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《HN》

 提供:フィスコ

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