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2015年12月11日16時15分

【特集】日本トリム Research Memo(4):利益率の高いウォーターヘルスケア事業が全体の増益をけん引


■2016年3月期第2四半期連結決算

(2)利益

セグメント損益は、ウォーターヘルスケア事業が前年同期比19.6%増の1,549百万円の黒字、医療関連事業が13百万円の赤字(前年同期は32百万円の黒字)だった。

言うまでもなく、整水器の販売台数が上半期で過去最高となったウォーターヘルスケア事業が大きく利益を伸ばしたのが、日本トリム<6788>全体の営業利益の増加要因である。また、コスト削減効果も増益要因となった。同社全体の売上高が11.4%の伸びとなった一方で、売上原価は1,865百万円と、前年同期比7.7%の伸びにとどまっている。これは、直販と卸販売のセールスミックスの影響が大きいと考えられる。

この結果、同社の売上高営業利益率は前年同期比0.7ポイント増の20.6%となった。ウォーターヘルスケア事業の売上高営業利益率だけを見ると、22.0%という高い水準である。国内の製造業は平均4%程度(経済産業省調べ)であることを考えると、同社の利益率の高さが改めて理解できるだろう。これは、店舗販売を行わないビジネスモデルにより、価格競争に陥りにくい構造が維持されているためである。

また、同社の重視する経営指標も依然、高水準を保っている。売上高経常利益率は前年同期比1.4ポイント増の21.8%となっている。

参考までに、四半期純利益の伸び率が高いのは、前年同期に遺伝子診断薬事業における主要取引先に対する売上債権を特別損失に計上したことに伴う反動増である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《HN》

 提供:フィスコ

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