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【材料】村田製や日東電など電子部品株に見直し買い スマホ、車載向けいずれも受注好調

 村田製作所<6981>が一時470円高の1万9440円に買われたほか、日東電工<6988>も234円高の8814円と上値指向を強めている。日本の電子部品メーカーはその商品競争力の高さから、世界的にハイエンド化が進むスマートフォンやIT化が進展する自動車向けで高水準の需要をとらえている。中国の景気減速が観測されるなかで、株価は夏場から秋口にかけて大きく売られたが、実際は高機能スマホの普及拡大や自動車の安全支援システムなど自動化の流れが強い追い風となっている。

 村田製は主力の積層セラミックコンデンサーや表面波フィルターなどを中心に想定以上の受注の伸びが観測されているほか、日東電も高付加価値フィルムがスマホの薄型化で需要を確保し、車載用テープも収益を押し上げている。両社とも16年3月期は営業2ケタ増益を見込むが、一段の増額修正期待が底流している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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