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【材料】富士通が反発、漢方医師の触診データ化を実現するグローブ型触感センサーを開発

 富士通<6702>が反発、一時前日比13.3円高の662.0円まで買われている。

 同社は10日、北里大学東洋医学総合研究所と共同で触診時の漢方医師の触感をデータ化するグローブ型触感センサーを開発したことを発表した。一般に、漢方で病変や体調を知るための触診は医師固有の知識や経験に基づくため、診断内容をほかの医師が客観的に把握するためのデータの作成が困難だった。今回、診察時の手触り感を損ねない程度に柔軟な薄膜圧力センサーを開発。センサーを指の腹に装着し、触診時に医師が触った感覚を数値化した圧力データと医師の手の軌跡を連動させることで触感を定量化し、データとして記録することが可能になった。これにより漢方専門医の触診を大量に蓄積・客観化して医師の触診支援に繋げるとともに、未病の発見に貢献できることが可能になる。

 今後、センサー感度のさらなる向上や手のひらなど圧力センサーの適用範囲拡大を検討し、医師の触診の支援に繋げていく。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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