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2015年12月11日08時10分

【為替】今日の為替市場ポイント:ドル・円は121円台で推移か、米国株反発でリスク回避の円買い縮小へ


10日のドル・円は東京市場では121円75銭から121円28銭まで下落。欧米市場でドルは一時121円24銭まで売られたが、121円61銭で引けた。

本日11日のドル・円は121円台で推移か。原油安は継続しているが、米国株は反発しており、アジア市場ではリスク回避的な円買いはやや縮小する可能性がある。

英中央銀行の金融政策委員会(MPC)は10日、金融政策と政策金利の現状維持を8対1の賛成多数で決定した。現状維持は予想通り。公表されたMPCの議事要旨によると、委員会のメンバーは原油価格の下落や賃金の伸び悩みについて注目している。委員会のメンバーは、原油価格の大幅な下落によってインフレ抑制の状態が長く続く可能性があるとの認識を示している。

英中央銀行は2016年に利上げを開始すると予想されているが、市場関係者の間では、原油安の状態が長く続いた場合、利上げ時期は早くても2016年後半になるとの見方が増えている。また、原油安は物価下落の要因となるだけではなく、石油関連株の下落やエネルギー・鉱山関連企業が発行している社債の格下げを招いている。

米国は12月に利上げを開始し、2016年は3-4回の利上げを行う可能性がある。原油安と米利上げが世界経済に与える影響については慎重に検討する必要があるかもしれない。債券・為替・株式市場は、原油安や米利上げの影響を十分に織り込んでいないとの声が聞かれている。

《FA》

 提供:フィスコ

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