市場ニュース

戻る
 

【材料】NTTデータは堅調、英国Imtech社と渋滞緩和技術に関する共同研究を開始

 NTTデータ<9613>は堅調。同社はこの日、Imtech Traffic & Infra社(ロンドン市)と、16年度に英国エクセター市内で行う実証実験を想定し、同社が保有する交通シミュレーションシステムと、Imtech社が保有する交通管制システムを用いた信号制御による渋滞緩和技術に関する2年間の共同研究を開始したことを発表した。

 今回の共同研究はエクセター市の協力のもと行うもの。共同研究の1年目では、NTTデータが保有する交通シミュレーションによる広域信号制御最適化技術と、Imtech社が英国内の交通管制の運用ですでに活用している動的信号制御システム「SCOOT(スクート)」を統合することで、より広範囲かつリアルタイムで信号設定を最適化し、渋滞を緩和する技術の開発に取り組む。

 また、共同研究の2年目には、1年目の成果を基にエクセター市中心部の信号制御を最適化し、渋滞緩和効果を検証する実証実験を行う予定。今後、同社では、実証実験を含めた実績を基に渋滞緩和ソリューションを実用化し、国内および世界各国への展開などを通じて、スマートシティーの実現に向けた取り組みを推進。信号制御最適化ソリューションをベースとしたシステム構築・運用により、20年度末までに100億円の売上創出を目指す。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均