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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,900円~19,100円。 

 米ダウ平均は、化学大手のデュポンとダウ・ケミカルの合併交渉の報道を手掛かりに、買い優勢から反発する場面も見られたが、原油価格が再び下落を嫌気し続落。その影響でシカゴの日経平均先も、19,000円の大台を割り込むなど、大幅安で取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り先行から、大きく下落しての商い開始となりそうだ。

 一巡後は、世界経済の減速懸念から安全資産の円が買われ、為替市場ではドルが121円台まで上昇するなど、円高傾向を強めていることから、輸出関連セクターを中心に利益確定の売りが急がれる公算で、原油価格の下落からエネルギーセクターも、引き続き冴えない展開が予想されることから、マーケットの調整色は一段強まることが想定される。
ただ、バイオ関連に幾つか好材料が発表されており、円高基調の悪影響も少ないことから、同セクターは比較的底堅い値動きとなりそうである。

 テクニカル的には、200日移動平均線(19,491円前後)をローソク足の実体で割り込み、本格的な下落波動入りを危惧していたが、昨日の取引では同移動平均線下抜いてしまったことから、当面はネガティブな値動きとなることが推測される。目先は心理的節目である19,000円あたりが下値メドであるが、シカゴ日経平均先物は既に大台割れとなっていることから、75日移動平均線(18,757円前後)までの調整も視野に入れながら押し目を拾っていきたいところだ。

 新興市場は、ジャスダック平均も本日の取引では、売り優勢となることが避けられない状況であることから、25日移動平均線(2,637ポイント前後)近くが目先の下値メドとなりそうで、マザーズ指数も、25日移動平均線(838ポイント前後)が次の下値支持線となりそうである。

 本日の予想レンジ 18,900円~19,100円。(ストック・データバンク 編集部)

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