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2015年12月09日12時08分

【市況】ボトム形成を見極めつつ、材料株やテーマ株物色の循環/ランチタイムコメント


 日経平均は大幅に続落。211.14円安の19281.46円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場は中国経済への警戒感のほか、原油相場に下げ止まりの兆しがみられないことが嫌気され、NYダウは160ドル超の下げとなった。シカゴ日経225先物は大阪比100円安の19390円となり、これにさや寄せする格好から、売りが先行した。
 その後は一時19475.40円と前日比20円弱まで下げ幅を縮める局面もみられたが、週末には先物オプションSQを控えていることもあり、インデックスに絡んだ思惑的な売買によって下げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは石油石炭、鉱業が反発となったが、一方で、保険、水産農林、医薬品、鉄鋼、空運、食料品、化学などが弱い。

 日経平均は前引けにかけて一段安となり、11月16日の直近安値水準を捉えている。ダブル・ボトム形成が意識されやすいところではあるが、売り仕掛け的な動きも出易く、積極的な押し目買いの動きは期待しづらいところである。オプション権利行使価格の19375円を割り込み、19250円に接近している。これを割り込んでくるようだと、更にヘッジに伴う商いなども意識され、19125円、19000円への意識に向かわせよう。
 物色としては個別対応になろうが、任天堂<7974>、タカラトミー<7867>、カプコン<9697>などゲーム関連の一角が堅調。トヨタ自<7203>など自動車関連の一角のほか、オリコ<8585>などその他金融セクターの一角へも短期筋の資金が向かっているようである。資金回転は速そうだが、ボトム形成を見極めつつ、動きのあるところに向かわせよう。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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