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【市況】8日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、需給悪化懸念強まる


8日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比66.86ポイント(1.89%)安の3470.07ポイントと反落した。心理的節目の3500を5日ぶりに割り込んでいる。上海A株指数は70.07ポイント(1.89%)安の3633.27ポイント。外貨建てB株相場も下落する。上海B株指数が5.53ポイント(1.42%)安の382.59ポイント、深センB株指数が6.66ポイント(0.53%)安の1249.88ポイントで引けた。
需給悪化を警戒。新規株式公開(IPO)の再開後、第2弾となる10社が手続きを進めていることが不安視された。中国景気の先行き不透明感も強まる。取引時間中に公表された11月の貿易統計で、輸出額が前年同期比で予想以上に減少していた実態が明らかにされた。
業種別では、ゼネコン株の下げが目立つ。中国交通建設(601800/SH)が4.6%安、中国鉄建(601186/SH)が4.3%安、中国中鉄(601390/SH)が4.2%安で引けた。非鉄やセメントなど素材関連株も急落。発電やガスの公益株、消費関連株、自動車株、不動産株、ITハイテク関連株なども下げた。
【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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