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【材料】本日の注目個別銘柄:ピジョン、SUMCO、国際帝石など


<7181> かんぽ生命 3340 -50
さえない。郵政グループ各社には、前日からアナリストの新規カバレッジの動きが相次いでいる。同社に関しては、SMBC日興証券が買い推奨としている一方、バークレイズ証券やシティグループ証券が売り推奨としている。SMBC日興証券では、高齢者人口増加によって保険ビジネスが中期的に拡大する可能性があることを指摘、目標株価を4000円としている。一方、他では、バリュエーションは割高との見方が多いもようだ。

<7867> タカラトミー 732 +48
大幅続伸。いちよし証券ではレーティングを新規に「A」、目標株価を1200円としている。H.G.メイ新社長が推進する抜本的な構造改革によって、業績は中期的な拡大局面を迎えたと考えているもよう。また、今後大ヒットが期待できる玩具として「ベイブレードバースト」と「スナックワールド」関連商品に注目ともしている。なお、営業利益は今期の40億円に対して、来期は70億円、再来期は100億円を予想しているようだ。

<3004> 神栄 155 +16
急伸。北京市当局では、大気汚染で最も深刻なレベルの「赤色」警報を初めて発令したなどと報じられている。あらためてPM2.5対策関連銘柄への関心が高まる格好となっており、関連の材料株となる同社には短期資金の矛先などが向かっている。同社はグループ会社において、「PM2.5」などの微粒子状物質を測定するセンサを手掛けている。

<1605> 国際帝石 1164.5 -61.5
下げ目立つ。引き続き原油市況の下落が弱材料視される展開に。前日のNY原油先物相場は前日比5.8%安と続落、約6年ぶりの安値水準となっている。OPECが生産抑制を通じた価格コントロールを事実上放棄したことで、記録的な供給超過の状態が長引くとの見方が強まってきているもよう。原油市況の先安感から業績の低迷長期化が警戒される流れにも。

<7956> ピジョン 3220 -170
大幅安。前日に第3四半期の決算を発表、累計では2ケタ増収増益決算となっているが、8-10月期では、営業利益は前年同期比9%減益となっている。先に観測報道などもあり、インパクトは限定的と見られるが、中国の売上減少は一時的な在庫調整の影響などを考慮しても想定以上に大きいとの見方が優勢のようだ。

<3436> SUMCO 1187 -73
さえない。みずほ証券では投資判断「アンダーパフォーム」継続で、目標株価を1100円から1000円に引き下げている。半導体市場の成長率鈍化を受けて、業績予想を下方修正しているようだ。今12月期営業利益は300億円超のコンセンサス予想に対して285億円、来期は2ケタ増益予想のコンセンサスに対して減益を見込んでいるもよう。

<9412> スカパーJSAT 670 +33
大幅続伸。いちよし証券がレーティングを新規に「A」、フェアバリューを920円としている。今後の業績モメンタム好転を考慮すると、株価には割安感があると指摘している。来期は3割超の増収増益を予想しているようだ。なお、本日は同社のほか、ヨロズ、タカラトミー、パスコ、セプテーニ、アイティメディアなど、いちよし証券が格上げ・新規買い推奨銘柄が総じて上昇率ランキングの上位となっている。

<3048> ビックカメラ 1176 +26
しっかり。中国・国美電器の日本製品専門ECサイトに出店、中国のEC市場に進出すると発表している。同社にとっては、国美電器のスケールメリット、強力な顧客サポートなどが受けられるほか、中国での認知度向上に伴い国内におけるインバウンド需要の拡大などにもつながると期待される。また、足元では4Kテレビなど高額品の販売が好調などとも伝わっている。

<2802> 味の素 2757 +24
買い優勢。前日にスモールミーティングが開催されているもよう。今期業績は、営業利益計画860億円に沿って進捗しているようだ。野村證券では、今後のM&A戦略、動物栄養事業の在り方なども示されており、全体としてポジティブな印象と評価。なお、自社株買いの順調な進捗なども買い安心感につながる形か。
《XH》

 提供:フィスコ

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