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【材料】神栄が急動意、低位株物色の流れ波及し東証1部値上がりトップに

 神栄<3004>が大幅高、全般軟調地合いのなかで低位材料株の本領発揮で東証1部値上がり率トップに買われている。株価は9月中旬以降、140円近辺を軸とする底値鍛錬を続けており、リターンリバーサル狙いの短期資金が流入した。

 市場では「中国での大気汚染の深刻化が伝わるなか、同社が子会社を通じてPM2.5の測定装置を手掛けていることを材料視する声も聞かれるが、他のPM2.5関連株の動きを見る限り的を射ているとはいえず、後づけ材料に過ぎない。週末のメジャーSQを控え、全般商い低調のなか主力株が手掛けづらく、そのぶん低位の値動きの軽い株に目が向きやすい今の地合いを象徴したもの」(国内準大手証券)と指摘していた。同社株は低位で出遅れ感が強い一方、信用買い残が直近11月27日現在で84万4000株に過ぎず、需給面で重荷とならないことが投資筋の食指を動かす背景となったようだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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