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2015年12月08日08時04分

【特集】【中国の視点】国際金融市場、2008年暴落前に酷似


石油輸出国機構(OPEC)は4日、原油日産量の上限を3150万バレルに設定することで合意し、減産を見送った。これを受け、NY原油先物は一時3.6%急落し、7日には時間外取引で1バレルあたり40米ドルを割り込んだ。

原油価格のほか、銅価格も2008年株式市場の暴落前の水準まで低下している。また、米経済団体ビジネス・ラウンド・テーブルはこのほど、2016年のビジネス投資の予測を世界同時不況が起きた2008年以来の低水準まで引き下げ、社債のデフォルト・リスクを2008年以来の高水準に引き上げた。2008年の金融危機前に比べ、企業の社債額は倍に拡大していることが挙げられた。

中国の専門家は、中国を含む全世界の経済活動が鈍化していると指摘し、一連の経済指標が2008年の金融危機前に酷似しており、これが株式を含めた金融市場の暴落を引き起こす恐れがあると警告した。

また、2008年の夏には、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)前議長と米政治家らは経済危機が発生しないとの強気を示しており、これがイエレン米FRB議長との口調が似ていると指摘された。

一部では、世界経済の低迷が鮮明になっている中、米利上げが予想通り年内に実施されれば、来年の世界の金融市場が大きく混乱する恐れがあると警戒している。
《ZN》

 提供:フィスコ

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