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【材料】JCU---ビアフィリング銅めっき薬品が昨年に続き高水準をキープ


JCU<4975>はめっきを中心とする表面処理薬品と装置を、自動車部品、建材、水栓金具、電子部品、半導体等の様々な分野に提供する表面処理メーカー。中国、台湾、韓国、ベトナム、タイ、インドネシア、アメリカ、メキシコに連結子会社を有しており、薬品の海外売上高比率は70%超。新規事業としてプラズマ技術を利用したプリント配線板のエッチング及び洗浄用装置の販売、スパッタリング装置による着色(カラーリング)処理、貴金属めっき薬品、コーティング薬品の製造販売、太陽光発電装置の設置・施工等も展開している。旧社名は荏原ユージライト。

2016年3月期は売上高で前期比1.0%増の200億円、営業利益で同8.5%増の50億円が見込まれている。足もとでは電子部品業界向けでは中国の景気が減速傾向の中、スマートフォン等のプリント基板を手掛ける顧客の稼動が昨年に続き高水準で推移したことに加え、同社の“ビアフィリング銅めっき薬品”も昨年に続き高水準をキープ。自動車分野向けでは国内の薬品販売が横ばいとなった一方、海外で拡販による新規ライン獲得により堅調に推移している。
配当利回りは2.55%と相対的に高水準。1株あたり配当は前期比20円増の120円。中間期、期末ともに各10円の記念配当が実施される。

《SF》

 提供:フィスコ

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