市場ニュース

戻る
2015年12月08日07時07分

【経済】NYの視点:米11月LMCIも利上げを後押しする結果に


米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレンFRB議長はワシントンのエコノミッククラブの講演や上下両院経済合同委員会での証言で、経済が雇用、インフレともFRBの目標に近づいたとの見解に基づき今月開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げする可能性が十分にあることを示唆した。労働市場にはたるみが依然存在するが大きくはなく、「一段の減少を期待している」とした。イエレン議長は労働市場情勢指数やJOLT求人指数で労働市場のたるみ具合を判断している。

19の雇用関連指数で構成される労働市場情勢指数(LMCI)の11月分はペースが鈍化したものの0.5と、引き続き労働市場の拡大を示し、10月に続き良好な11月雇用統計に加えて堅調な労働市場を再確認した。10月分は1.6から2.2と1月来の高水準へ上方修正された。10月指数の上方修正は主に、民間部門の雇用者数が26.8万から30.4万人上方修正されたことが要因。現状で、10-12月期のLMCI平均は1.35と、7-9月期平均1.6を下回るが4-6月期の0.9を上回っている。1-3月期平均は1.37だった。

先週米労働省が発表した11月雇用統計の非農業部門雇用者数増加数は21.1万人、年初来の平均も21万人となり、連邦準備制度理事会(FRB)が雇用の正常水準とみる20万人を上回った。市場は8割がた今月の利上げを織り込んだ。金融機関のエコノミストはすでに2度目の利上げの予想を出し始めている。2度目の利上げは2016年3月と見ている。

《NO》

 提供:フィスコ

日経平均