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【市況】NY株式:ダウは117ドル安、原油相場の急落を嫌気


7日の米国株式相場は下落。ダウ平均は117.12ドル安の17730.51、ナスダックは40.46ポイント安の5101.81で取引を終了した。先週、石油輸出国機構(OPEC)総会で生産目標が引き上げられ、NY原油先物相場が一時6%強の大幅下落となった。2009年以来の安値となっており、エネルギーセクター全体に売りが広がったことで終日軟調推移となった。セクター別では、食品・生活必需品小売や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方でエネルギーや素材が下落した。

原油相場が38ドルを下回る急落となり、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は衛生管理問題が原因で翌四半期の業績悪化を示唆したことで、下落。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)はスウェーデン家電大手エレクトロラックスとの家電事業売却に関する合意解消を発表し、売られた。一方で、コーヒーメーカーのキューリグ・グリーン・マウンテン(GMCR)は、JABホールディング率いる投資家グループによる約139億ドルでの買収に合意し急騰。

著名投資家のカール・アイカーン氏は、ブリジストンが買収を発表していた自動車部品小売りのペップ・ボーイズ(PBY)の株式12.1%を取得したことを明らかにした。アイカーン氏は、ブリジストンを上回る15.50ドルでの公開買付けを提示しており、買収競争へ発展する可能性がある。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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