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【特集】品川リフラ Research Memo(8):2016年3月第2四半期の業績は、減収減益


■業績動向

(1) 2016年3月期第2四半期の業績

○損益計算書
品川リフラクトリーズ<5351>の2016年3月期の第2四半期の業績は、売上高が48,567百万円、前期比1.3%減、営業利益が2,163百万円、同9.7%減、経常利益が2,235百万円、同15.7%減、当期純利益が1,392百万円、同13.6%減の減収減益となった。期初予想比では、売上高が3.1%減、経常利益が6.9%減となった。

セグメント別では売上高の4分の3を占める耐火物及び関連製品の売上高が前年同期比ほぼ横ばいの36,909百万円となった。エンジニアリングは、同5.6%減の10,492百万円と全体の21.6%を占めた。同期間の日本の粗鋼生産は、5,207万トンと前年同期比6.3%減少した。鉄鋼業界は、国内需要の減速に伴う在庫調整の遅れに加えて、海外市況の低迷などが影響した。不動産・レジャー等の売上高は同4.0%減となった。

○貸借対照表
2016年3月期末第2四半期の総資産は106,496百万円、前期末比3,345百万円減少した。主たる要因は、受取手形及び売掛金の減少(-1,328百万円)と投資有価証券の減少(-2,612百万円)だった。自己資本比率は42.1%と前期末比1%アップした。実質有利子負債は1,449百万円減の8,359百万円となり、D/Eレシオ(実質有利子負債を自己資本で割った比率)は0.20倍と低く、財務の安全性は高い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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