市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=193円高、米国株高を受け切り返す

 週明け7日の東京株式市場は朝方買い優勢で始まり、その後も広範囲に買われ上値指向となった。後場に入って利益確定売りに伸び悩んだ。
 大引けの日経平均株価は前週末比193円67銭高の1万9698円15銭と反発。東証1部の売買高概算は16億5760万株、売買代金概算は1兆8918億5000万円。値上がり銘柄数は1275、対して値下がり銘柄数は486、変わらずは161銘柄だった。
 きょうの東京市場は前週末の米国株市場が大幅高となったことを受け、広範囲に買い戻される展開となった。注目された米11月の雇用統計は市場予測を上回る改善をみせ、今月のFOMCでの利上げが濃厚となった。金融政策の不透明感の払拭が、米国株式市場で大きく好感されたことや、為替が1ドル=123円台で円安方向に振れたこともプラスに働いた。日経平均は一時1万9800円台に買われる場面もあったが、大引けにかけ上げ幅を縮小し1万9700円台をわずかに割り込んで着地。目先利食い圧力が顕在化し後場は上値が重くなった。売買代金も市場参加者不足で減少傾向にあり、売買活況の目安とされる2兆円台を6日ぶりに下回った。
 個別では、村田製作所<6981>、TDK<6762>が高く、ネクスト<2120>が活況裏に大幅高。丸栄<8245>、共栄タンカー<9130>、市光工業<7244>、日本化学工業<4092>などの低位株も大きく上昇した。アマダホールディングス<6113>、トリドール<3397>も人気。半面、国際石油開発帝石<1605>、三菱商事<8058>が軟調、セガサミーホールディングス<6460>、日本ガス<8174>なども大きく下げた。東鉄工業<1835>が安く、JVCケンウッド<6632>、日本駐車場開発<2353>も売りが優勢だった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均