市場ニュース

戻る
 

【材料】サイバダインが反発、介護離職者ゼロのテーマで再注目

 CYBERDYNE<7779>が3日ぶり反発、一時前週末比4.9%高の1864円まで上値を伸ばした。同社は11月25日に「HAL医療用下肢タイプ」が、装着型ロボットとしては国内で初めて厚生労働省から医療機器としての製造承認を受けたことを発表、これを材料に連騰し11月末には1937円の年初来高値に歩を進めた。その後は目先の利益確定の動きに株価水準を切り下げていたが、前週の1800円割れで足もとの売りが出切った感触で、きょうは寄り付きの大口買いを号砲に切り返しに転じている。
 ロボットによる新たな産業革命を成長戦略の重要項目として掲げる安倍政権だが、新3本の矢のひとつに挙げた「介護離職者ゼロ」では、「ロボット新戦略としても最も分かりやすく目に見えやすい分野であり、介護ロボットの本格的な普及が今後の重要な鍵を握る」(国内証券)と指摘され、同社株はその先駆として継続的に注目を集める公算が大きい。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均