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【材料】日本化が高い、展開材料豊富で中段もみ合い上放れの兆し 

 日本化学工業<4092>が高い。260円近辺を横に走る26週移動平均線を足場に中段もみ合いを上に放れる動き。260~280円ゾーンでの往来が3カ月弱続いただけに売り物がこなれている感触だ。リン製品やクロム塩類などの工業薬品メーカーだが、電子材料にも展開しスマートフォンや自動車向けなどにコンデンサー材料が引き合い旺盛。また、リチウムイオン電池の普及で不可避となる発熱、発火事故に対する安全性を担うホスファゼンを手掛け、ハイブリッド車や電気自動車の普及局面で商機拡大が見込まれている。このほか、ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどを含有した海水などからも放射性セシウムやストロンチウムを同時に除去できる吸着剤を開発していることから、除染関連としての切り口でも人気素地を内包している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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