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【通貨】外為サマリー:1ドル122円60銭前後で推移、ECB理事会受けユーロは大幅高

 3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=122円60銭前後と前日午後5時時点に比べ70銭強のドル安・円高。ユーロは、1ユーロ=1.0939ドル前後と同 0.0350ドル強の大幅なユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=134円11銭前後と同3円50銭のユーロ高・円安で推移している。
 ドル円相場は122円60銭台を中心に一進一退。3日の欧州中央銀行(ECB)理事会で追加緩和が決定されたが、その内容に対し市場では「期待外れ」との見方が多かった。このなか、ユーロは売り方の買い戻しで大幅高となった一方、欧米株式市場は急落。この日の東京市場に移ってからも、日経平均株価は急落し、ドル円相場は午後2時過ぎに一時、122円48銭まで売られる場面があった。
 今晩は米11月雇用統計の発表が予定されている。市場では、非農業部門雇用者数は20万人前後の増加が予想されているが、大幅な悪化がない限り12月の利上げは既定路線視されている。
 ただ、米雇用統計が弱含みの数字となった場合、この日のドル売り・ユーロ買いの流れが来週も続く可能性が出てくるだけに、その結果は関心を集めている。



出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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