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【市況】全般軟調な中でも個人のセンチメントは悪化せず/後場の投資戦略


日経平均 : 19556.50 (-383.40)
TOPIX  : 1575.22 (-27.72)

[後場の投資戦略]

 日経平均は25日線レベルでの攻防をみせている。同水準では押し目を狙った動きなども意識されやすいが、週末要因のほか、米国市場では雇用統計の発表を控えており、押し目も狙いづらいところであろう。とは言え、ほぼ全面安商状ながらも、日経平均の下落率1.92%、TOPIXの1.73%に対して、マザーズ指数は1.14%、東証2部指数は0.82%、ジャスダック平均は0.45%の下落となっており、相対的に中小型株の底堅さが意識される。全市場での値上がり率上位30社をみても、ほぼマザーズ、JASDAQ、東証2部の銘柄が占めている。インデックスに左右されにくい面もあろうが、中小型株を中心とした短期的な値幅取り狙いの物色が続きそうである。
 その他、日本郵政<6178>が連日で最高値を更新している。パソコン事業再生報道を受けて富士通<6702>が堅調である。値動きの良い銘柄等へ資金がシフトしやすく、特に郵政グループ3社が強含みの値動きを続けるようだと、全般軟調な中でも個人のセンチメントはそれ程悪化しないだろう。(村瀬智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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