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【材料】アスクルが続落、中間期業績予想を上方修正も第2四半期のみでは市場の期待値に届かず

 アスクル<2678>が6営業日続落。下げ幅を縮小しているものの、大幅安となっている。同社は3日引け後、16年5月期第2四半期累計(15年5月21日~11月20日)の連結業績予想を上方修正すると発表した。
 売上高は従来予想の1453億円から1499億円(前年同期比13.6%増)へ、営業利益は36億円から44億円(同2.7倍)へ引き上げられた。ただ、第2四半期(8月21日~10月20日)のみの営業利益は14億8400万円で、この期間における市場の期待値に届かず、失望売りが出ているようだ。
 BtoB事業等が、商材拡大やWebサイトでのOne to Oneマーケティング効果等により従来予想比+30億円、LOHACO事業が、テレビCM等の大型販促の実施で新規顧客数が順調に拡大した効果等により従来予想比+15億円、売上高を押し上げる見込み。利益面では、売上高が好調に推移したことに加え、全社を挙げた継続的なコスト効率の追求効果等が寄与する見込み。通期の見通しは、現時点では従来予想数値が据え置かれた。
《MK》

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