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【市況】東京株式(前引け)=先物主導で大幅安

 4日前引けの日経平均株価は前日比383円安の1万9556円と急反落。前場の東証1部の売買高概算は10億3162万株、売買代金概算は1兆1581億3000万円。値上がり銘柄数は123、対して値下がり銘柄数は1729、変わらずは68銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株急落を受けて大幅安。前日は欧州中央銀行(ECB)理事会を前に方向感を欠いていたが、追加緩和実施も結果的に相場はネガティブサプライズに見舞われた格好だ。先物主導で指数への影響度が大きい値がさ株が売られ、全体相場を押し下げた。東証1部全体の90%の銘柄が下げるほぼ全面安商状。安値圏では主力株の押し目に買い向かう動きも観測されるものの、日経平均は前引けにかけ徐々に下げ幅を広げる展開に。
 個別ではトヨタ自動車<7203>が売られ、ソフトバンクグループ<9984>も安い。ファーストリテイリング<9983>が大幅安、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、ソニー<6758>なども軟調。アスクル<2678>が急落、商船三井<9104>も値を下げた。半面、日本郵政<6178>がしっかり、富士通<6702>も高い。アイスタイル<3660>が急伸、ハウス食品グループ本社<2810>も買われた。クミアイ化学工業<4996>が上昇、保土谷化学工業<4112>にも買いが集まった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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