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2015年12月04日11時43分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:クミアイ化、セプテニHD、日本郵政、マツダ

■クミアイ化学工業 <4996>  1,087円  +33 円 (+3.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 3日、クミアイ化 <4996> が15年10月期の連結経常利益を従来予想の49億円→80億円に63.3%上方修正。増益率が14.2%増→86.5%増に拡大し、従来の35期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。米国を中心に海外で畑作用除草剤などの販売が好調に推移する中、イハラケミ <4989> の持分化に伴い、持分法投資利益26億円が発生することが利益を押し上げた。

■日本水産 <1332>  439円  +12 円 (+2.8%)  11:30現在
 日本水産<1332>が逆行高。大手国内証券のレーティング格上げが買い手掛かり材料になっているようだ。大和証券では日本水産のリポートを作成、同証券のアナリストは「食品事業の収益改善を反映し、投資判断を引き上げ」としてレーティングを「3」から「2」へ格上げ、目標株価を360円から500円に引き上げている。食品事業の改善がポジティブであることに加え、現在は織り込んでいないサーモン市況の上昇があれば更なる増額修正余地があると解説している。

■セプテニHD <4293>  2,308円  +58 円 (+2.6%)  11:30現在
 セプテーニ・ホールディングス<4293>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が3日付でレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を2400円から3000円へ引き上げた。検索広告やDSP(Demand-Side Platform)ではなくフェイスブックへ注力するなど、ネット広告代理店として「伸びる媒体の目利き力」が最大の強みと評価。同証券では今16年9月期通期連結営業利益を従来予想の42億8400万円(前期実績27億5400万円)から45億1200万円へ、来期予想を51億6400万円から56億2300万円へ引き上げている。

■雪印メグミルク <2270>  2,989円  +74 円 (+2.5%)  11:30現在
 雪印メグミルク<2270>が高値を更新。みずほ証券では、8月25日発売の機能性表示食品「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト」がヨーグルト売上を牽引する他、家飲み需要の増加でおつまみとしてのプロセスチーズやナチュラルチーズも好調に推移していると指摘。16年3月期下期からの売上モメンタム拡大で、16年3月期第3四半期の営業利益は前年同期比71%増を予想し、通期営業利益は会社予想の120億円を上回る145億円と予想。レーティング「買い」を継続、目標株価を2830円から3790円に引き上げている。

■日本郵政 <6178>  1,970円  +32 円 (+1.7%)  11:30現在
 日本郵政<6178>が続伸、上場後の高値を更新。日経平均が一時380円の下げをみせるなか、その間隙を縫って異彩の強さをみせた。きょうで上場後1カ月を迎えるが、公開価格1400円に対し1631円で生まれ、セカンダリーでも順調に上値を追っている。3日に3億8330万株の国内最大規模となる自社株買いを行った。株主還元姿勢に買い安心感がありNISA枠を使って中長期スタンスで保有したいという新たな個人投資家資金などを取り込んでいる。指標面では2.3%超の配当利回りと0.6倍前後の低PBRが拠りどころとなっているほか、今月29日はTOPIX組み入れも予定されるなど株式需給面での追い風も意識されている。

■トレンドマイクロ <4704>  5,250円  +30 円 (+0.6%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が3日付でトレンド <4704> の投資判断「オーバーウェイト(強気)」を継続し、目標株価を5000円→5850円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、クラウドベンダーと連携し好調に推移するクラウド関連ビジネスに加え、米ヒューレットパッカード社からセキュリティ事業であるTippingPoint事業を買収したことにより、長期的な成長期待が高まると評価している。

■ベクター <2656>  505円  +80 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在
 3日、ベクター <2656> [JQ]が新作ブラウザゲーム「ドラゴニックエイジ」の正式サービスを開始すると発表したことが買い材料。同タイトルは剣と魔法の王道ファンタジーRPGで、同社が運営する総合ゲームポータル「VectorGame」、ドワンゴの「ニコニコアプリ」、ミクシィ <2121> [東証M]の「mixi ゲーム」向けに配信する。発表を受けて、正式サービス開始による業績への寄与に期待する買いが殺到した。株価は80円ストップ高の505円買い気配。

■ソニー <6758>  3,082円  -85 円 (-2.7%)  11:30現在
 ソニー<6758>が続落。みずほ証券では、平井社長・吉田副社長体制のもと、各事業担当のトップは過去最強と言える布陣になったと指摘。経営戦略は資本・資源配分にメリハリがあり、CMOSセンサ、ゲームが成長牽引役、金融、音楽、DSC・DSLRが高い収益性を確保、テレビは黒字化体質の定着、モバイル・コミュニケーションも黒字化に道筋がついてきたとの見方で、「18年3月期に向けたソニーの成長を買いたい」と評価。レーティング「買い」でカバレッジを再開、目標株価を4200円に設定している。

■マツダ <7261>  2,588.5円  -47 円 (-1.8%)  11:30現在
 マツダ<7261>やリコー<7752>、シマノ<7309>など欧州関連株が安い。3日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、追加金融緩和が発表され、量的緩和の期間延長やマイナス金利の拡大が公表された。ただ、資産買い入れ額の増額などの発表はなく、市場には「規模は小粒」との見方が浮上し失望感が強まった。これを受け、ユーロは急上昇。対円では、1ユーロ=134円10銭前後と前日午後5時時点に比べ3円50銭強の大幅なユーロ高・円安となっている。ECBの決定を受け、欧米株式市場が急落。ユーロ高は欧州向け輸出比率の高い企業にはプラス要因だが、欧州景気の減速懸念も強まるなかマツダなどには売りが先行している。

■ユニ・チャーム <8113>  2,490円  -45 円 (-1.8%)  11:30現在
 ユニ・チャーム<8113>が3日続落。一時は中国向けに紙おむつが伸びている事が好感されて相場になっていたが、7月~9月と中国経済悪化を懸念されると同社株も下落トレンドに転じていた。SMBC日興証券はユニ・チャームのリポートをリリース。「目標株価を従来から2%減額するが12月2日終値から42%の株価上昇余地」と紹介、目標株価を3700円から3630円へ引き下げているものの、投資評価は「1」を継続とした。アナリストはタイ、中国での幼児向けおむつなどの利益水準が従来より低下したが、2016年12月期の増益転換を見込むと解説。株価は収益悪化を織り込み下落したものの、業績の底打ちと増益転換に向けてリバウンドが始まっている。

●ストップ高銘柄
 インフォテリア <3853>  330円  +80 円 (+32.0%) ストップ高   11:30現在
 ベクター <2656>  505円  +80 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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