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【通貨】外為サマリー:1ユーロ134円前後の大幅なユーロ高、ECBの追加緩和は期待に達せず

 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=122円69銭前後と前日午後5時時点に比べ60銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=133円97銭前後と同3円40銭前後の大幅なユーロ高・円安で推移している。
 注目された欧州中央銀行(ECB)理事会では、追加金融緩和が発表され、量的緩和の期間延長やマイナス金利の拡大が明らかになった。ただ、資産買い入れ額の増額などの発表はなく、市場には「規模は期待ほど大きくない」との見方が浮上し失望感が強まった。
 この発表を受け、ユーロには買い戻しが流入。対ドルで1ユーロ=1.0920ドル前後と前日に比べ 0.0330ドルのユーロ高・ドル安で推移している。
 今晩は米11月雇用統計の発表がある。非農業部門雇用者数は20万人前後の増加が予想されているが、今月の米利上げはほぼ確定的との見方が強まっているだけに、この日はECB理事会に対する失望感が先行する動きとなっている。




出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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