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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は反発、11月総合PMIが回復


【ブラジル】ボベスパ指数 46393.26 +3.29%
3日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1478.73ポイント高(+3.29%)の46393.26で取引を終えた。44923.47から47142.43まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは54、値下がりは8、変わらず1であった。

前日の取引終了後、ブラジル議会のクーニャ下院議長が大統領弾劾手続きの受け入れを表明したことを受けて、政治危機の深刻化が経済状況をさらに悪化させるとの懸念もみられた。しかし、市場は政治的混乱の収拾が早まることへの期待を強めたようであり、3日のブラジル株は大幅反発となった。ただ、この日発表のブラジルの10月鉱工業生産は、前年比-11.2%まで落ち込んだ(9月は-10.9%)。

【ロシア】MICEX指数 1787.23 +0.97%
3日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比17.10ポイント高(+0.97%)の1787.23で取引を終了した。1764.96から1792.34まで上昇した。

石油輸出国機構(OPEC)の定例総会開催を控え、ブレント原油先物が底堅く推移したこと。この日発表のロシアの11月総合PMIが50台を回復し、サービス業PMIも上振れで50近くまで大きく改善したことが、株高につながったもよう。また、トルコによるロシア戦闘機撃墜後、両国の外相が初めて会談することへの期待感も、買い材料になった可能性。

【インド】SENSEX指数 25886.62 -0.89%
3日のインドSENSEX指数は続落。前日比231.23ポイント安(-0.89%)の25886.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同67.20ポイント安(-0.85%)の7864.15で取引を終えた。

【中国本土】上海総合指数 3584.82 +1.35%
3日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比47.92ポイント高(+1.35%)の3584.82ポイントと4日続伸した。

朝安の後に上昇する流れ。前日までの上昇を受けて、戻り待ちの売りが先行したものの、程なくプラスに転じた。翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」の開催を月内(上旬または中旬)に控え、各種の支援策が打ち出されるとの期待感が支えとなっている。ベンチャー企業で構成される深セン創業板指数は3.6%高と急伸。中小型株を好む個人投資家のマインドを上向かせた。上海総合指数は引けにかけて上げ幅を広げている。

《CS》

 提供:フィスコ

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