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【市況】個別銘柄戦略:資源関連や金融株中心に下値模索


ECBの金融政策に対する過度な期待の反動から、売りが先行する展開となるが、当面の材料も出尽した印象が強く、その後の戻りも鈍いと考えられよう。米国で雇用統計の発表を控えていることも買い手控えにつながる公算。全般的に売り優勢の展開となろうが、とりわけ、国内大手証券が大手各社を一斉に格下げしている海運セクターなどには警戒感が強まろう。金融関連株や米国で売られたエネルギー関連などもさえない展開か。医薬品関連株なども診療報酬改定の影響など警戒される格好に。中小型株や低位材料株の一角で値動きの軽いところに短期資金が集中しそうだが、週末とあって手仕舞い売りの動きなども急がれそうだ。パソコン3社事業統合で東芝の動向には注目、富士通には一部で投資判断格上げの動きが観測されていることも支援か。ソニーやオリンパスなどに新規買い推奨の動き、チタンセクターには押し目買い好機との見方も出ているようだ。

《KS》

 提供:フィスコ

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