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【市況】後場もこう着、郵政グループ祭りが再燃するか/後場の投資戦略


日経平均 : 19894.84 (-43.29)
TOPIX  : 1598.83 (-3.43)


[後場の投資戦略]

 日経平均は5日線を挟んでのこう着が続いており、日中の値幅は80円程度にとどまっている。寄り付きと前引けの価格差は21銭であり、方向感の掴みづらい状況であろう。欧州中央銀行(ECB)は3日、定例理事会を開催する。ECBが追加緩和に踏み切るのはほぼ確実な情勢である。ただし、織り込まれている中で市場が材料出尽くしと判断する可能性もある。週末には米雇用統計も控えているため、全体としては方向感の掴みづらい状況が続きそうである。
 その中で、物色は個人主体による中小型株や材料株などに向かいやすい。また、本日は日本郵政<6178>が売買代金上位に顔を出している。発行済み株式の8.5%に当たる3億8330万株の自社株買いを実施するとの発表が材料視された格好だが、最高値更新と強いトレンドが継続している。年末に向けてNISA枠を使い切る動きなども意識されやすく、郵政グループ祭りが再燃するかが注目される。(村瀬智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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