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【材料】住友化学、欧州大手証券は大型の企業買収などがなければ財務改善はさらに進むと想定

 住友化学<4005>が続落。マイナススタートで始まり、その後も売りが優勢の流れ。下げ幅を拡大し、現在は本日の安値圏で推移している。
 UBS証券では、同社は高分子材料を中心に有機ELの大型化、長寿命化の開発を続けているもののまだ事業として立ち上がっていないと指摘。一方、小型の低分子型の有機ELは、タッチセンサーや反射防止用の偏光フィルムが拡大、今後はこうした既存製品に加えて、フレキシブルディスプレイ向けのウインドウフィルムやバリアフィルムなども供給したい構えと解説。
 また、今後3年間で3500億円から4000億円の設備投資を想定すると、年間のフリーキャッシュフローは1500億円程度、FCFイールドは10%を超えるとみて、「大型の企業買収などがなければ財務の改善はさらに進む」と想定。
 レーティング「バイ」と目標株価800円を継続している。
《MK》

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