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【市況】東京株式(寄り付き)=米株安など受けて売り先行

 3日の東京株式市場はやや売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比43円安の1万9894円と続落。前日の欧米株市場は総じて軟調で米国株市場では原油市況の下落を受けてエネルギー関連株が売られNYダウが158ドル安と反落、東京市場でも買い手控えムードが強まっている。ただ、原油安や為替の円安・ドル高は日本企業にとっては利益採算の改善効果をもたらし、業績期待感から下値では買いが入りそうだ。もっとも、日本時間今晩に欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれるほか、明晩予定される米11月の雇用統計発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から積極的な商いは見送られやすい。取引時間中はここ戻り足をみせる中国・上海株の動向も注目される。寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりは6業種前後で値上がり上位に保険、空運、水産など。値下がりで目立つのは鉱業、海運、鉄鋼、化学、紙パルプなど。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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