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【市況】3日の株式相場見通し=ECB前に手控え姿勢強まる、米株安に警戒感も

 3日の東京株式市場は、欧州中央銀行(ECB)定例理事会での追加的な金融緩和の判断を目前にして、売り買いともに手控え姿勢が強まりそうだ。また、前日の米株式市場が大幅反落したことにも警戒感が広がりそうだ。
 2日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比158.67ドル安の1万7729.68ドルと大幅反落した。NY原油価格先物相場が午後に入って、1バレル=40ドルを割り込むなど下げ幅を広げたことで、石油関連の銘柄を中心に全般に売りが優勢となった。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は講演で、景気の現状や先行きに対して自信を示し、12月の利上げの可能性を改めて強調した。ナスダック総合株価指数は、前日比33.084ポイント安の5123.222と反落した。
 日程面では、土地情報の提供・デザインアパートの企画、施工、賃貸管理を手掛けるインベスターズクラウド<1435>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、12月の日銀当座預金増減要因に注目。海外では、ECB定例理事会(ドラギ総裁会見)、イエレンFRB議長が講演、米11月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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