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【市況】【今日の相場見通し】 本日の予想レンジ 19,750円~19,950円。 

 米ダウ平均は、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の発言により、利上げの警戒感が広がる中、原油価格が節目の40ドルを割り込み、エネルギーセクターが冴えない値動きとなったことが足枷となり大幅反落。その影響でシカゴの日経平均先も、大証の終値に比べ(日中比)80円安(円建て)と、下落して取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り先行からマイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、ECB定例理事会での決定内容を見極めたいと、多くの参加者が様子見となることが想定される中で、原油安によりエネルギー関連は売り優勢の展開が予想され、戻り高値を更新していた好業績銘柄も、利益確定の売りが急がれる公算から、マーケット方向感の乏しい値動きが推測される。

 ただ、為替市場では米国の利上げを睨み、ドル高(円安)基調が継続している点は、日本のマーケットには下支えとなることや、上海市場が比較的堅調だったことは好材料となることから、下値は概ね底堅く推移しそうだ。

 テクニカル的には、ボリンジャーバンドの+1σ(19,943円前後)が目先の下値支持線であるが、始値から割り込んでくる可能性が高く、終値でも上回ることが出来なければ、ローソク足の実体で+1σを下抜く形となり、短期的にはややネガティブな変化となる。もし本日の取引で+1σを回復出来なければ調整感が強まり、25日移動平均線(19,554円前後)までの調整も視野に入ってくるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの+1σ(2,659ポイント前後)~+2σ(2,707ポイント前後)のレンジ内での取引となりそうで、マザーズ指数は、昨日突破した200日移動平均線(881ポイント前後)が目先の下値メドとして意識される。

 本日の予想レンジ 19,750円~19,950円。(ストック・データバンク 編集部)

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