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【市況】【市場反応】米11月ADP雇用報告/Q3非農業部門労働生産性改定値、ドル続伸


 外為市場では良好な米国の雇用関連指標を好感したドル買いが優勢となった。ドル・円は123円12銭から123円35銭へ上昇し、11月19日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.0616ドルから1.0578ドルへ下落した。

民間部門の雇用者数を示すADP全米雇用報告の11月分は前月比+21.7万人と、減少予想に反して10月の+19.6万人から伸びが拡大。増加数は予想外に6月以来の20万人台を回復した。10月分も+18.2万人から+19.6万人へ上方修正された。

その後、米労働省が発表した7-9月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率+2.2%と、予想通り速報値の+1.6%から上方修正された。4-6月期の+3.5%からは伸びが鈍化。同指数はグリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長が景気状況を見極める上で注視していた。また、7-9月期単位労働コスト改定値も前期比年率+1.8%と、予想外に速報値の+1.4%から上方修正された。4-6月期の2.0%からは低下した。

【経済指標】
・米・11月ADP全米雇用報告:前月比+21.7万人(予想:+19.0万人、10月:+19.6万人←+18.2万人)

・米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+2.2%(予想:+2.2%、速報値:+1.6%)

・米・7-9月期単位労働コスト改定値:前期比年率+1.8%(予想:+1.0%、速報値:+1.4%)

《KK》

 提供:フィスコ

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