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【市況】欧米金融政策に注目が集まり「くりっく365」の商いは増加か


東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、11月の取引数量は前月比20.2%マイナスの243万1472枚。1日の平均取引数量も11万5978枚と前月比ではマイナス。また、月末時点の証拠金預託額は前月比-110億円の4745億円と減少した。

一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、11月の取引数量は前月比5.4%マイナスの53万2160枚。1日平均取引数量に関しては前月比小幅マイナスの2万5341枚となったが、月末時点の証拠金預託額は374億円と上場来最高となった。

なお、11月30日に追加上場した「くりっく365ラージ」に関しては、米ドル・日本円の取引数量は203枚。ちなみに米ドル・日本円の取引数量は174枚で、同取引日におけるくりっく365の米ドル・日本円の取引数量は1万3722枚であったことから、従来換算でくりっく365対比12.7%の出来高となった。

11月の為替、株式市場はやや動意に欠ける展開となったが、12月は欧米金融政策で動意付きそうだ。3日の欧州中央銀行(ECB)による理事会では、追加の金融緩和実施への期待感が高まっている一方、米国では金利引上げの機運が高まっている。株式市場はそれぞれの金融政策を織り込むような動きが見られるものの、為替市場では瞬間的に大きく動く可能性がある。まずは、明日のECB理事会、今週末の米雇用統計が材料視されよう。

《MT》

 提供:フィスコ

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