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2015年12月01日12時35分

【特集】<話題の焦点>=キャラクタービジネスに新展開、海外戦略を一段と強化

 静岡県浜松市で23日、「ゆるキャラグランプリ」が行われ、地元の「出世大名家康くん」がグランプリを獲得した。今年は企業部門も含めエントリー数とネット投票が過去最多となり、地域の活性化にとどまらず、ランクインしたキャラクターに伴う経済効果が年々増加傾向にある。経済産業省の調査によると海外のキャラクター関連のコンテンツ市場規模は現状5500億ドル(日本円ベースで約65兆円)で、アジアを中心に拡大しており2020年には7580億ドル(約89兆円)となる見通し。日本由来のコンテンツは138億ドル、海外市場規模全体の2.5%といったところだが、世界各地にコアなファンが存在しており伸びしろに期待大だ。

 サンリオ<8136>は7月に米子会社を設立。2019年に「ハローキティ」の映画化を控えるなか、今秋から北米で卵のキャラクター「ぐでたま」の本格展開を開始した。複数のキャラクターの認知度を高め、世界的なナショナルブランドの確立を目指す。

 国内市場に目を向けた企業も負けじと大人ファン向けのアイデアを提案している。タカラトミー<7867>は、着せ替え人形「リカちゃん」の大人向けブランド「LiccA」をスタートした。人間らしいボディラインの再現や髪色、トレンドを取り入れたリアルクローズや小物など細部にまでこだわりを表現。6月に第1弾を1000体限定で発売したところ3日で完売してしまうほどの人気となった。第2弾は10月21日に予約販売を開始し、話題を集めている。東映アニメーション<4816>は、主要アニメ「ONE PIECE」の新作映画を来夏に公開予定。今年度は「ドラゴンボール」や「金田一少年の事件簿」といった人気テレビアニメ新シリーズの放映や劇場作品の公開も予定しており、人気シリーズでファン層の拡大を狙う。

 ディー・エル・イー<3686>は、主力キャラクター「秘密結社鷹の爪」のアニメが動画投稿サイト「You Tube」で放送されたことをきっかけに人気となった。さまざまな企業とのコラボレーションにより、媒体にとらわれることなく事業の幅を広げている。10月に自虐ネタで島根県を応援する「島根カレンダー」を発売。皮肉交じりな作風が大人に人気であり、グッズの売り上げ増と地域活性化が期待される。

◆キャラクタービジネス関連銘柄

 銘柄<コード>     配当利回り   PER     株価

DLE<3686>        0   74.43    615
東映アニメ<4816>   0.48   18.38   6040
タカラトミー<7867>  1.52   42.91    652
サンリオ<8136>    2.63   25.75   3000

※株価は27日終値(単位:%、倍、円)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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